【ペニスを大きくする方法とは?泌尿器Drが解説】

ペニスは大きくなるの?

みなさんペニスを大きくしたいような願望はありますか?

男性でペニスの大きさにコンプレックスがある人が少なくありません。

自分のペニスの大きさが小さいと思い悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

ネットを見るとペニス増大するサプリや手術などがたくさん検索されます。

【ペニス増大サプリは?】

実際問題、薬でペニスが大きくなるの?ということですが

まずペニス増大サプリはおすすめできません。

今での医療的な論文でサプリでペニスが増大したというような明確な根拠はありません。

広告など過剰な表現でされている物もありますので注意しましょう。

【男子ホルモンの補充は有効?】

思春期を迎えて第二次性徴が現れる時期は、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が活発になり、性器も発達します。ですから、男性ホルモン補充で「男性ホルモンを補充すればペニスが大きくなるのでは?」と期待してしまうと思います。

しかし正常に第二次性徴を迎えた男性でしたら、

背丈や体格、顔立ちと同様に、性器の大きさや形は

遺伝的な宿命で決まってしまうでしょうから、

男性ホルモンの過剰投与で「遺伝の宿命」

以上に大きく発育させるべきではありません。

最悪の場合は、男性ホルモンの過剰投与で身体が「成人になった」と受け止めてしまい、本来の身体的成育が止まってしまう恐れがあります。ましてや成人後は身体の成長が止まっていますから、

男性ホルモンの補充をしても、男性器のさらなる発育は期待できません。

安易にペニス増大のために男性ホルモンの補充はおすすめできません。

【ペニス増大手術は?】

ペニス増大手術もネットを調べるとたくさんの方法があります。

コラーゲンや薬品を注入する方法や、

シリコンなどを埋め込む方法など様々なクリニックでしています。

また太っていてペニスが相対的に埋まっている方は脂肪吸引手術をしたり

恥骨とペニスの間の靭帯を切って長くするような手術があります。

靭帯を切るような長形手術は太くするためには、

体の他の場所より他の組織をペニスに移植することになります。

骨盤周囲の皮膚弁を用いて太くすることもあります。

コラーゲンや薬液を注入することもありますが、

やがて吸収されてしまうため、

再手術が必要になることもあります。

つまりあまり手術もおすすめできません。

【手術の副作用は?】

 これまでの研究によると、

多くの人は術後も結果に満足することができず、

小さいままであると思うようです。

 手術したことで、勃起などの性機能に悪影響を及ぼす

可能性もあるとのこと。パートナーも、ペニス増大術後に

性交痛などが出て、セックスがやりづらくなったと感じる人も

いるようです。安易におすすめできる手術ではなさそうです。

【そもそも一般的なペニスの大きさは?】

平均的に、ペニスの大きさは非勃起時で

3-4インチ(7.5-10cm)、

勃起時で5-7インチ(12.5-17.5cm)

とされています。

日本人はこれよりも小さいかもしれませんが

、問題となることはほとんどありません。

【結論は?】

結論からお話しすると

ペニス増大手術はあまりおすすめできません。

考えすぎのこともよくあります。

射精しないことや勃起しないことが問題となってきますので

ペニスの大きさはあまり気にしないようにしましょう。