【尿に泡が立つの大丈夫??】当院で検査可能です。

よく尿に泡が立つことを
心配されて
病院を受診されることが
あります。
尿が泡立つのは病気なのでしょうか?
原因についてお話ししていきます。
【体内の水分量が減少していることも?】

次の状態のときは、体内の水分量が減少
しているため、尿が濃くなって粘り気が増し、
泡立ちやすくなります。
夏の暑い日、運動をしたあとなど、大量に汗をかいた
冬で外気が乾燥している

一時的な泡立ちであれば、心配はいりません。
【こんな時は注意?】
次のような症状のおしっこは、病気の可能性があります。
泡がなかなか消えない
尿の色が黄色以外(赤色、橙色、緑色、紫色)
季節や運動と関係なく、泡立っている
血尿が出ている
泡立ちがきめ細かく、クリーミー
尿のにおいが強い
尿から甘いにおいがする

上記のような症状がある時は
病気の可能性がありますので
病院を受診しましょう。

【考えられる病気は?】

尿が泡立つことで
考えられる病気を
3つご紹介していきます。

【①糖尿病】

糖尿病はずばり
尿に糖が混じることが由来の病気です。
尿に糖が混じると
尿の粘稠度が高くなり
泡が立ちやすくなります。
また糖尿病になると、トイレに行く
回数が増えたり、一回のおしっこの量が
増えたりします。
他にも口が乾いたり
体重が減ってきたら要注意です。

【②慢性腎臓病(CKD)】

おしっこの中にたんぱくが排泄されるために
泡立ったり、
腎臓で血液成分をろ過しすぎて
血尿が出たりします。
また、夜中に頻繁にトイレに行くようになります。
健康診断で腎機能の
指摘がある方
慢性腎臓病で
蛋白が出ていることによって
尿が泡立っている可能性もあるので
病院を受診しましょう。
【③多発性骨髄腫】

珍しい病気ですが
血液中にタンパクが増えて
尿のタンパクも増える病気です。
遺伝子や染色体異常などの原因がありますが
はっきりと原因はわかっていません。

【気になるなら病院へ】

大丈夫かも知れませんが、気になるなら
病院でまず尿検査をしてみて
問題がある泡なのかを
調べることが大事です。

もちろん当院でも検査可能ですのでお気軽にご受診くださいね。

 

 

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尿が泡立つと病気のサイン?