【ペニスにできたイボの正体は?】
- 性器や性器周囲にできものやイボができた
- 性器や性器周囲のできものやイボが増えている
このような症状がある場合は、
尖圭コンジローマである可能性があります。
【尖圭コンジローマとは?】
尖圭コンジローマとは、
「ヒトパピローマウイルス」
というウイルスに感染したことにより
引き起こされるウィルス感染症です。
感染すると、
性器や性器周辺にできものやイボができます。
痛みやかゆみがないので放置する人も多いですが、
放置している間もイボは増殖していき、
結果として治療が長期化してしまいます。
ヒトパピローマウイルスには、性器の皮膚や粘膜にある目に見えない微小なキズからウイルスが侵入することで感染します。主に性行為をした際に感染します。
また、ヒトパピローマウイルスは子宮頸がん、咽頭がんなどの原因でもある恐ろしいウィルスです。
【放置すると大変!】
尖圭コンジローマは
放置するとイボがどんどん増殖します。
増殖を続けて
尿道や肛門にまで到達すると治療が難しくなるので、
できものやイボと思われるものを見つけたら、
早めに病院で治療することをおすすめします。
【検査は??】
尖圭コンジローマは一般的に、医師による視診での診断が可能であるので、検査料金はかかりません。
診断の結果、コンジローマであると認められた場合には治療を進めていきます。
【治療法は?】
コンジローマの一般的な治療方法は三種類あります。
1.軟膏(イミキモドクリーム)による治療
イボ、イボ周囲に軟膏を塗布し、ウイルスに対する免疫力を高め、ウイルスの増殖を抑えます。
そしてウイルス感染細胞の障害により、イボを排除させます。
治療にかかる期間は症状によって変わりますが、16週間を目安に継続します。
2.液体窒素による治療
–196℃の液体窒素による凍結療法でイボを排除します。
低温であるので冷たさと痛みは少しありますが、麻酔無しで行える治療です。
ただし、何度も繰り返し行う必要があるため、時間がかかります。(個人差があります。)
また、この治療のみだと再発の可能性も高いので軟膏も併せてでの治療をおすすめしています。
3.手術療法(電気メス、炭酸ガスレーザーなど)
目に見えるイボを直接切除、焼灼するので、すぐに取れます。
(但し、ウイルスに直接働きかける訳ではないので再発の可能性が高いです。尖形コンジローマは再発しやすい疾患です。)
【他の疾患の可能性は?】
尖圭コンジローマ以外にもフォアダイス(これは生まれつきあるイボです)、粉瘤、光沢苔癬、多発性粉瘤症(陰嚢石灰沈着症)、陰嚢被角血管腫、陰部伝染性軟属腫、陰茎硬化性、リンパ管炎、尋常性疣贅、脂漏性角化症、性器ヘルペス、カンジダ性亀頭包皮炎など、亀頭・陰茎には様々なブツブツが発生することがあります。
イボができたらまず病院に行くことを
強くお勧めします。
当院でも
ペニスのイボの治療をしています。
人には言えないなどありましたら
問診票でプライベート診察を選んでいただければ
個室で医師のみの診察になりますので
お気軽にご相談くださいね。
